作業主任者を選任し、作業の指揮と保護具使用の監視を!!

Posted at 10/12/20 Comment(0)» Trackback(0)»

今回は作業主任者の主な職務内容と注意すべき点について説明します。

1.労働安全衛生法令では、労働災害発生の危険を伴う一部の作業については、作業主任者の選任を義務づけている。建設業で墜落や転落の危険性のある作業は、足場の組立の作業、木造建築物の構造部材の組立、屋根・外壁下地等の取り付け作業などが、これら作業には作業主任者の選任が求められている。

2.作業主任者は、一定の技能講習を修了した者の中から、選任する。

<作業主任者の主な職務内容>
○ 作業方法の決定
○ 労働者の配置の決定
○ 作業の直接の指揮
○ 器具・工具の機能点検、不良品の除去
○ 安全帯・保護帽の機能の点検、不良品の除去
○ 安全帯・保護帽の使用状況の監視

<保護帽編>
◎保護帽には、飛来・落下物用と墜落時保護用の2種類があります
○なぜ一度でも衝撃を受けた保護帽は使用してはいけないか? ⇒(衝撃吸収力が劣る)
○なぜあご紐を締めるのか?⇒(保護帽が衝撃で飛ばされる)

< 安全帯編>
◎なぜ劣化・硬化した安全帯ロープは使用してはいけないのか? ⇒(伸びないため衝撃を吸収できない)
◎なぜランヤードとベルトを連結するD環の位置をベルトの腰部に固定するのか?⇒(脊椎損傷を防ぐ)
◎なぜフックを腰よりも高い位置に掛けるのか?⇒(衝撃力をよりすくなくする。)

<高所作業編>
◎なぜスレート屋根上では歩み板を使うのか?⇒(歩行時の着地衝撃力を弱める。)
◎なぜ資材の仮置きは足場板の中央部でなく左右にズラすのか? ⇒(集中から分散すると、よりリスクが低くなります。)

<梯子編>
◎なぜ梯子の傾斜角は75度にするのか?⇒(昇降動作にとって最適な昇降角度)
◎なぜ梯子から身を乗り出してはいけないのか?⇒(回転力が働く)
◎なぜ降りる時に注意しなければいけないか?⇒(足がかりがよく見えない)
◎なぜ手に工具等を持って梯子を昇降してはいけないのか?⇒(手の滑りが命取り)

現場を持って入る主任・代理人さん、もう一度再確認をお願いします!!

なべやんからでした。

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