熱中症発生時の救急措置
Posted at 11/07/19 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
建設現場における応急処置についてお話します。
◎ 症状が疑われる場合は、
「どのような症状があるのか?」
「いつ頃から具合が悪かったのか?」
「自分の名前は?」など、問いかけて意識の確認を行います。
◎ 意識がはっきりしていて、救急隊を要請した場合でも涼しい場所に移し、脱衣と冷却を行う。
(1) 涼しい環境への避難暑い現場から、冷房の効いた休憩所、事務所又は
できるだけ涼しい日陰か、冷房を効かせた車内などへ移します。
(2) 脱衣と冷却 衣服を脱がして体から熱の放散を助けます。
効果的に体を冷やす方法として、露出させた皮膚・体に水を かけ、うちわ、
扇風機の風を当てます。氷や保冷材があれば、首の後ろ、脇の下、大腿部
の内側にあてます。体を冷やす場合の注意として、胸や腹部に直接氷や
保冷材を当ててはいけません。もし吐き気があったり、実際に嘔吐した場合
には水分を自力で摂取できないと判断し、迷わず救急隊を要請することが望ましいです。
(3) 水分・塩分の摂取 吐き気、嘔吐がなく自力で摂れるならば水分を与えます。
水分の摂取には冷たい麦茶、氷水、スポーツドリンク等が適しています。
スポーツドリンクがない場合の塩分の補給については、その場で塩水を作ったり、
梅干や味噌を口にしながら摂取します。
ここまでは必ず誰かが付き添い、見守ることが重要です。もし、体調が回復しない悪化しているようなら迷わず救急隊を呼びましょう。また、水分を摂取した後に、嘔吐する可能性があります。このような場合は、体を横に向けて嘔吐物などが気道に入らないように注意することが必要です。
体調に気をつけて、この暑い夏を乗りきって行こう!!
by:なべやん