新事業展開セミナーin宮崎
Posted at 12/12/12 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
参加者は20名ほどだったでしょうか。
背広姿、作業着姿、様々でしたが、今年も中小機構九州本部南九州事務所が主催する、企業支援のための大変参考になるセミナーでした。
今年の内容は
?新商品開発、新事業展開の必要性
?新商品開発の具体例
?中小企業支援施策の紹介
ということで、特に参考になったのは?の具体例から見て取れる、商品開発のきっかけからその後の営業展開、そして現在の状況、と言うように一連の流れがよくわかる内容で、業種が違えども自社の事業に行かせる考え方をわかりやすく説明していただきました。
発光ダイオードのメーカとして、鹿児島県の知覧で工場を運営している中、本社の意向で中国への工場移転が決まり、自社商品を開発するしかない崖っぷちに追い込まれたところからこの会社のストーリーが始まりました。
その会社は『?日本計器鹿児島製作所』
独立採算制の会社ということで、生きるがための死に物狂いの戦いが始まったということです。
当日説明されていた取締役の方曰く、当初は何をすればいいのかわからず、毎日休憩時間帯にお茶菓子を持って農家の田畑に通ったようです。
自社の商品を活かすこと、時代環境、そして地域の特性を考えてたどり着いたオリジナル商品の開発。
どっぷりその地域に入り困っていることを聞き出すことから始まり、商品開発、その後特許取得、地元の方々からの感謝の嵐、そして大量受注へ・・・
現在もなお、開発意欲を持ちながら次の商品開発へと、日々足を使ってお困りごとを解決すべく努力している様子がよくわかりました。
相手が困っていることを解決すること、そしてさらにそれが地域産業の活性化へとつながるなら、人の口から口へ広がっていくのは想像に易いことです。
今回、事業展開の本質的な部分を勉強させていただきました。
ありがとうございました。
by:フリーマン2