計数管理の基礎講座 『成長のための財務体質』
Posted at 13/02/08 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
前日の損益計算書よりも頭を悩ませながら、バランスシートと呼ばれる貸借対照表やキャッシュフローについての基礎を勉強したところです。
この立場で知っていて当然ではありますが、一歩中に入っていくと、アレレ?って感じで、その奥の深さに焦ります。
特に今日は自社の財務諸表をもっての実数での研修もあり、重要ポイントの理解や理解不足も含め、更なる自社の実態と課題を整理していかなければならないと強く感じたところです。
さて、健全な資金繰りをするにはどういう対策があるんでしょうか。
その原理原則はこういうことだそうです。
? 純資産を増やす
? 固定資産を売却する(重荷はおろせ)
? 長期の借り入れをする(これは最後の最後)
そして資産の定義とは
『会社に利益を運んできてくれるもの』
ですからそれ以外は『不用資産』ということです。
ちなみに、自社ビルを建てた会社は、およそ70%の割合で10年以内に倒産しているそうです。
こういう実態を考えると、競合と競り合うのもいいですが、資金繰りに直結するような不用資産を作らないように肝に銘じなければなりません。
もう当時のような、猫も杓子もクラウンやらセドリックなどの高級車をプライドだけで買う時代ではありません。
しっかり足元を見つめ、利益を運んでくる投資計画や資産運用計画をたて、動かしていかなければならない時代です。
そうそう、300万円を借りた会社がどうなったか。
減価償却費を50万円としたとき、300万円を返すのに、なんと税金を250万円も払わなければならない事態に陥ります。
借りた金を返すのに多額の税金を払うのが今の日本のシステムだそうで、なんと言っても無借金経営の強さには競争で勝てないというのが実態のようです。
今回、二日間の講座で計数管理の基礎を勉強させていただきましたが、基礎と言ってもこの基礎がすべてと言ったところではないかと思います。
戦略は中小企業なりの戦略に、そして戦術は大手や優良企業のやり方を真似しながら、自社のビジネスモデルを考えていきたいと思います。
ありがとうございました。
by:フリーマン2