上がる原価、下がる処理費(@@;)
Posted at 13/04/16 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
なぜならそこにかかる直接的・間接的な費用であったり効率であったり、もろもろ変化があるからです。
原価も煎じ詰めれば『固定費率と生産性』に行き着きます。
結局のところ、原価はどこもそうそう変わるものではなく、経営の考え方や運用の仕方によって左右されるもので、競争の時点では蓄えが多い企業の方が有利であることは間違いありません。
さて、原価はモノを生産したり、当社で言うところの廃棄物を処理したりするときかかる実際の費用であり、仕入原価、製造原価、標準原価、工事原価など、どの分野であっても最低限掛かる費用です。
ちなみに、建設工事で関係が深いのは工事原価であり、直接工事費と間接工事費を合計したものとなります。
ですからその原価を下回ると言うことは、事務所経費は含まれないわけですから赤字も赤字、大赤字と言うことで経営は成り立ちません。遅かれ早かれ倒産てことになりかねません。
ただ、この原価の考え方には1つ考えておかねばならないことがあります。
それは最初に述べた様に、固定費の考え方と生産性の考え方です。
原価は同一時間でその生産量が上がれば上がるほど下がる性格を持っていて、やり方次第では結構な差が出てきたりします。
当然事務所経費などの固定費がかからないようにスリム化している会社の方が競争では有利になります。
だから「あそこが安うするからいかん!」、てのも相手の生産性が高いのかも知れないし、リストラしたり企業の見えない努力などで一概に高い安いの判断は難しいところではあります。
さて、循環型社会とか3Rとかゼロエミッションとか、言葉はキレイでカッコいいかもしれませんが、実際、排出事業者が求める現実は厳しいものがあります。
と言うより、排出事業者も先ずは生き残りが先決ですから、処理業者に競争させ、あるいはダンピングを強要することも間々あります。
それでもそれに流されていては会社経営は成り立たないわけで、適正な経費は最低限必要です。
廃棄物の処理・リサイクルにも適正処理をするためには必要最低限の処理費が掛かるわけで、本来の原価を割るような価格は避けたいところです。
それでも知恵と工夫で、お客様に対し少しでも安くサービスを提供していく姿勢はこれからも続けていかねばなりません。
健全なる業界の発展を目指して!
by:フリーマン2