看取りを考える(消極的な安楽死も・・・)
Posted at 13/04/22 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
これからどんどん高齢化が進み、他人事ではない状況になるのは必至です。
自分の親、そして自分自身が、遅かれ早かれ遭遇する避けては通れない難しい問題です。
親が高齢になり、病気で身体が不自由になったときなど、あなたはどういう選択肢を選ぶんでしょうか。
蓄えがある人は老人ホームや介護施設にお世話になることも可能ですが、そうでなければ在宅での治療や介護が必要になってきます。
食事を飲み込むことも出来ないような最悪の状態になってくると、人は見る見る痩せこけ、ある人は胃に穴をあけ栄養補給する、いわいる胃ろう状態になることもあります。
しかし本人の意識がないケースでは、その状態が果たして本人が望んでいることなのかどうか、大変悩ましい思いにぶち当たります。
番組の中では「思わず首を絞めてあげた方が・・・」、などの話もありましたが、介護している方々の切実な思いではないでしょうか。
例えば、筋弛緩剤を注射して楽にしてあげることを「積極的な安楽死」と言うなら、胃ろうを外すことは「消極的な安楽死」になるだろうと医師の間で会話がなされていたのが印象的でした。
現在、これらを法律で縛るものがないそうで、ガイドラインに沿って考えざるおえない環境にあるようです。
いずれにしてもこの問題、他人が入れる問題ではなく、関係者がそのときが来たら否応でも判断せざるおえない「最も悩ましき問題」かもしれません。
by:フリーマン2