エクアドル 原油手放し森守る
Posted at 13/05/02 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
エクアドル、と言っても地図上でどの辺なのかピンとこないので、世界地図を広げてみると南アメリカの左上に位置します。
位置的には、ジャングルやアンデス山脈、そしてガラパゴスが近いということで、アマゾンツアーなどが人気のようですが、多分生涯で行きそうではないところです。
そのエクアドルにとって、原油は輸出の約6割を占めるそうで、その2割に相当する供給源を永久に放棄するということですから、かなりすごいことです
そのかわり、「そこから見込める収入の半分を援助してね」と言うのがこの国の主張です。
アマゾン川流域のヤスニ国立公園は、世界で最も生物多様性に富む地域の1つ。
この自然を保護するための手段として、その下に眠る原油を放棄し、それに見合う資金を援助に委ねるのがどうなのか、なにか考えさせられます。
確かに私達が行うカーボンニュートラルやカーボンオフセットなどは二酸化炭素の排出抑制には有効ですが、多くの方々の参加と国民の意識が高くないとなかなか浸透もせず、微々たる成果で終わってしまいます。
それに比べたら原油放棄から試算される数字は桁違いに高いことでしょう。
そして、北のあの国は原油ではなく、原発を楯に金をせしめようと、世界に脅しをかけながら駆け引きを続けています。
危険の度合いは桁違いに違うけど、やってることはさして違わないような気がしますが・・・
世界は広い!
by:フリーマン2