?ウィンローダー会長 『我が社の理念経営と人財育成』
Posted at 15/08/22 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
60名ほどの参加者の皆さんは、若い方々がほとんどです。
それもそのはず、メインテーマが『未来を拓く!みやざき若手経営者養成講座』であり、今回は全体セミナーとなっていました。
今回若手になり切って?学ぶこともあろうということで、しっかり聞いてきたところです。
講師は、?ウィンローダーの会長である高嶋民雄氏
荻窪小型運送?を社名変更し、二代目社長として歩んだ30年余りの苦労話や、社内で取り組んでいる様々なイベントや育成手法など、参考になる内容が盛りだくさんの講演でした。
特に売り手市場の衰退業界にあって、新事業展開であったり、20名の採用にあたり応募が一万名を超えるなど、現実離れした驚愕の数字にビックリ仰天でした。
当時、運送業界の外部環境は悪く、9割の会社が赤字経営
背景には、物流の拠点が海外に移り、逆に業者数は増加傾向
当然ながらコスト競争
どこかの業界も同様の状況ですね(^^;)
ご多分に漏れず赤字経営が続き、いつか倒産か店を閉めることも想定しながら、営業所の統合や既存事業から新規事業へと転換を図り、赤字から脱却!
さらには、大手運送会社からの取引解消を余儀なくされ、当時売り上げ21.5億円から15億円に激減したことを踏まえ、下請けからの脱却を図ったのもこの頃。
そして『苦難福門』という倫理の教えで乗り切ったと言うお話は、のちに『常に危機感をもって正々堂々と経営する!』と言う経営理念につながっているようです。
人財育成については、人事理念に基づき、マインド面、態度面、行動面を踏まえ、成果(利益)をつくる人になるべく、様々な委員会(6つ)のどれかに所属し活動するしくみになっているとのこと。
ちなみに委員会は安全衛生委員会(健康管理)、事故ゼロ委員会、ルール検討委員会、スキルアップ委員会、レクレーション委員会などです。
そして年間表彰制度もかなり充実しています。(あいさつの一番星、縁の下の力持ち、5Sの鬼、朝礼の伝道師・・・)
毎月なにかかにかイベントが実施され、毎朝30分の清掃活動と30分の元気朝礼なども人財育成の一環。
特に朝礼は体感朝礼ということで、見るのではなく参加して体感してもらうと言うことで、興味ある人なら誰でもいつでもいいそうです。
事業承継についても他では到底考えられないような、先代の墓前で承継式をやるなど徹底しています。
今後の経営について、以下のようなワードをヒントとして、ホワイト企業を目指すとしています。
1.在宅勤務革命
2.イクボス(日立)
3.障碍者を積極的に雇用(アイエスエフネット)
4.笑育(大阪府金岡高等学校)→目的は答えのない授業
5.待つ教育(杉並区立桃井第四小学校)→自ら考え自ら行動できる生徒を育てる
最後に、大切にしたい会社として紹介があったものの中で書き留めておいたものを列記します。
*柳月 → 家族団らん
*健誠社 → 60名の障碍者雇用
*エフピコ → 積極的な障碍者雇用
*福井洋傘 → 売れない傘を作りレクサス専用傘へつなげる(ヌレンザ)
*清月記(菅原社長) → 顧客満足度№1の葬儀社
*サイボクハム(笹崎社長) → 年間400万人の来場者
さて、次回からの若手経営者養成講座は以下のスケジュールとなっています。参考まで・・・
見えますかね(^^;)
by:フリーマン2