バイオマスの今情報
Posted at 16/04/02 PermaLink»
バイオマス業界が元気がいい!先日も県北の業者から問い合わせが来た。「チップを譲っていただけませんか!?」
現在、受け皿でお世話になっている施設にも満足にチップを供給出来ていない状況なので、やんわりとお断りしたところです。
いま日本列島はバイオマス施設が乱立状態!
特に宮崎県では多くのメガW級の施設が稼働を始め、どこの施設も原料確保に奔走している状況?かもしれません。
それでもある専門家の見方では、日本の森林資源の推移を見ると、平成24年で30億万立方メートル 平成27年では49億万立方メートルと右肩上がり!
例えば神奈川県の森林資源は1200万立方メートルだそうで、一年間で2万立方メートル伐採しても600年かかる計算という。
専門家曰く、「よく、これ以上バイオマス施設が出来たら日本ははげ山になると言うが、そうなったら大したものだ」
ただ、伐採した後の植林がしてない、あるいは遅れているのが問題だとしています。
ちなみに、林野庁の考えるバイオマス利用計画(平成25年林業白書)では、2020年にパルプ、チップ用材利用目標を600万立方メートルとしています。
日本の国土の7割が森林であり、そんじょそこらではげ山にならないにしても、介護職や保育士さん同様、先ずは伐採を業とする方々の賃金や労働環境を整え、人材育成、そして伐採材を出す道の整備がなければ林業の未来はまだまだ厳しいのではないかと感じますが、いかがでしょうか。
一過性のものにならんことを願って・・・。
by:フリーマン2