地震がれき 電力に!
Posted at 16/07/04 PermaLink»
この動きは東日本大震災のときもあったようですが、あの時は津波の影響で木くずに塩分が多く含まれ、そのまま使うと設備が錆びるなどの恐れがあるとのことで、積極的な活用がなされなかったようです。
今回、熊本地震では、津波被害はなく、バイオマス発電には適しているとのことで、今後の動きを注視しておきたいところですね。
課題は異物の除去と価格
本来バイオマスは間伐材などの未利用材の活用が前提で、売電価格も高めに設定してあります。
ですが、解体木くずなどの建設廃材から作った木チップは一番安い価格帯ということで、正直それだけでは採算に合わない結果となります。
メガワット級のバイオマス施設では、未利用材などの安定調達なども含め、国から助成金をもらってる関係で、その調達ルートや使用量など、厳格な管理が求められます。
ですので、現在、建設木くずチップは基本的に受け入れしない方針であるところが多いようですね。
その対策と言うか考え方ですが、未利用材は基本原材料であり、受け入れした時にはお金を支払います。一方、建設木くずの場合はあくまで廃棄物なので、受け入れ時には処理費が掛かり、お金をいただく格好になるわけで、このあたりでトータルプラスとなれば採算に目処が立つのではないかと思います。
さて、熊本県
これから解体される建物が五万と出てきます。
もちろん全体的な計画もあろうと思いますが、いずれにしても人手や重機、ダンプなどの資機材も不足してくるはずです。
現在いろいろな筋からの打診もあり、解体廃棄物の動きから目が離せませんが、無理は禁物。
宮崎県内の物件もにわかに増えてきた感じもします。
先ずは地元から!でしょうか。
by:フリーマン2