井戸のお祓い
Posted at 17/03/21 PermaLink»
今回、佐土原の現場で、コンクリートの下から出てきた井戸は、その深さ6メートル !
しかも一般の井戸のような井筒ではなく、清武石?のような長方形の石を井形に積み上げたもの。
どうやって掘り下げたのか、その施工方法が気になるところではありますが、なかなかの深さです。
水深はおよそ1メートルと言ったところでしょうか。
お祓いのあとは埋戻し
材料は海砂の塩分を除去した洗い砂
キレイな砂で埋め戻すのが基本です。
計算すると2.5リューべにもなったが、余裕を見て3.0リューベの注文 !
あれだけの深さのところに見える地下水を見た時、なにか畏敬の念に近いものを感じたところです。
水神様に対し、宮司さんがお祓いの最後に発する「おぉーおぉーおぉー」と言う言葉に、水神様の御霊への感謝と敬う気持ちがよくわかったような気がしたところです。
そう言えば、むかーしむかーし、井戸があるとは知らずに壊してしまったとき、井戸に落ちたガレキを、井戸の中に入ってあげた覚えがあります。
誰も井戸の中に入ろうとする人はいなかったので、使命感にほだされて・・・
当時は今のような解体工事に関係する法律もなく、人力などで作業するようなこともなかったので、いきなりバックホーでの解体をしていました。いわゆるミンチ解体と言うやつです。
ハウス農家の方々が、ハウスの燃料で使うと言うことで、柱と梁だけ利用して、あとは焼却 と埋立て
まだリサイクルという概念がなかった時代
その当時も重機のオペレーターや作業員さんたちは言ってました。
水神さんの祟りは怖いと・・・
私の感覚では、井戸はもちろん大事
昔は皆さんお世話になってきたわけですから。
時代が変わり、蛇口をひねればキレイな水が出て来ます。
それでも近年の災害多き時代に、井戸水が必要な時が来るやもしれません。
出来るだけ生かせるものは生かして、イザの時の施設として残したいですね。
ちなみに私の本家の敷地の一角には、井戸はいつでも使えるよう、蓋をかぶせて待たせてます。
時代が変わっても感謝の気持ちは持ち続けていきたいですね。
久しぶりの長文でしたが、最後までお読みいただき感謝!
by:フリーマン2