ISO14001 フルモデルチェンジ!
Posted at 17/03/01 PermaLink»
いよいよ環境マネジメントシステムであるISO14001の規格が全面改正され、見直し期限が来年に迫ってきました。
今回大きく改正されたのは、経営に直結するシステムであったり経営者の関与が大きく加味されたことではないかと思います。
環境マネジメントシステムを構築するにあたっては、企業活動が環境負荷を増大することを防ぐ内容が求められるわけですが、これまで、いや今でもそうかも知れませんが、ISOIがISOの審査のためのものになっている企業が多いのではないでしょうか。
今回の改正では、本質的に経営にどうISOが関係し結果を残しているかが問われるシステムとなっていて、経営者にとっては本来のISOのあるべき姿がやっと見えてきた?と言ったところでしょうか。
ですから単に加点対象だからとか、優良認定されるために必要だからとかだけでは、ISOの認証を取得している価値は低いモノだと考えます。
経営に役立つツールとして、いかに会社の運営上の仕組みに組み込むか
これからが本当の意味での経営マネジメントシステムだと思います。
そして最大の課題ともいえるのは、その仕組みを動かすのは『人』であると言うことです。
人によってしか実現できないわけで、人のあり方を見直すことが重要です。
ISOが経営のツールとなるよう期待したいですね。
by:フリーマン2