解体系の廃木材チップの在庫動向
Posted at 18/02/03 PermaLink»
年末にはかなりの量がストックされていたんですが、現在木くずの搬入量は激減!宮崎でも昨年後半からは家屋の解体工事が多く、そこから発生する解体木くずの量も半端な量ではありませんでした。
しかし年が明けてからは、解体工事が一段落し、現在は木くずの原料不足となっています。
原料となる木くずがないとチップは作れないわけですが、それでも昨年分のストックのお蔭で、チップの保管量はしばらくは供給可能。
ある情報筋から聞いた話では、九州管内は解体由来の木くずチップが余剰気味で、行き場に紛糾しているということでした。
一方、間伐由来の燃料チップでは、昨年総務省から公表された全国21個所の木質バイオマス発電施設の中で、年間の燃料チップ使用量をクリアしているのは12施設であり、9施設では予定数量を下回っていたようです。
原因は、周辺地域の施設との競合や、伐採業者の人材不足が上げられるようですが、解体系と間伐由来の垣根がなければ、木質系全般の動向はもっと良くなるように思われますが・・・
間伐由来へ誘導するヘタな補助金制度があるせいで、ある意味融通の利かない分野となっています。
さて、解体工事が年間平均して均等にあるわけでもなく、なかなか予定は立てにくいわけですが、望むのは広いストックヤードですね。
廃棄物の保管にせよ、製品のストックヤードにせよ、広いヤードを持っている者が有利であることは明白!
戦略的にもヤードの確保は喫緊の課題です。
県有地とか結構空いているんですけどねぇ・・・
by:フリーマン2