生産拠点の国内回帰!?
Posted at 19/11/30 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
日本企業が国内増産体制に!
これまで中国や人件費の安い東南アジアの国々に進出した工場を、国内へ切り替えるメーカーが増えているとか。
当初は、円高や高い法人税など、製造業を巡る6重苦とも言われる背景に、国外での生産拠点を積極的に進めてきたメーカーですが、ここにきて国内回帰へ!
理由は、当時10倍以上と言われた人件費の差がなくなってきたこと。それでも半分程度のようですが。
そして訪日外国人の増加に伴う影響も大きいようです。
アジアの国々の生活水準が上がるにしたがって、安さより品質を求める傾向になってきたようで、メイドインジャパンなら間違いない!とした安心・安全の日本製品が買い求められる傾向に
日本製品なら少々高くても買うといったことのようです。
いい傾向ですね。
国内生産へ切り替えると言うことは、工場の建設、工場人員の確保、そして国内流通の増加など、日本経済にとってはありがたい話です。
ただし、業種によってはメリットが少なかったりするようで、どの国でも生産できるようなものと付加価値の高い製品などではメリットの大小は致し方ないことですね。
最大のメリットは、国内での生産なので自由度が高く、臨機応変に対応できること。そして数カ月掛かっていた商品納期が数週間で納められると言うことで、これから全国各県での生産拠点づくりで恩恵を受ける地場の企業も多いことだと思います。
それでもメーカーさん、大きな経済の流れの中で、次を見据えた戦略を検討しているのは、中小企業にとっても同じです。
中期事業計画の重要性を踏まえ、さあ、御社も来期の事業計画作成の時期ではないでしょうか・・・
by:フリーマン2