「土用の丑の日」
Posted at 20/07/21 PermaLink»
毎年夏の「土用の丑の日」には夏バテ解消の為うなぎを食べる風習があります。
この風習は江戸時代に始まり、一説には平賀源内が考案したと言われています。
土用の丑の日は夏だけでなく春夏秋冬の各季節にあります。
食べるのはうなぎに限らず、「う」のつく食べ物を食べる習慣があり、暑さや季節の変わり目で体調が整わない時期こそ胃に優しい「うどん」や「うり」、「梅干し」そして精の付く「牛」や「馬」などが選ばれているそうです。
「う」の付く食べ物でうなぎと梅干しを一緒に食べると食べ合わせが悪いといわれていますが真偽の程は定かではありません。
しかし、近年うなぎは絶滅の危機に瀕しており漁獲量が減少している為、市場でのうなぎの取引量はここ15年で半分以下に減少し、取引価格は3倍以上に値あがりしています。
ただし、今年は稚魚のシラスウナギが6年振りの豊漁ということなので、安くなるのではと期待していましたが、シラスウナギは池入れして約1年かけて養殖されてからうなぎとして出荷されるらしく、またうなぎの生態はよく分かっていないということもあり、すぐに値下げというのは難しいようです。(残念です)
今年の夏の丑の日は今日7月21日です。
うなぎを食べて猛暑の夏を乗り切りましょう。
"フグは食べたし、命は惜しい"という言葉がありましたが、"うなぎは食べたし、値段が高い"といった心境でもあります。
by:フリーマン3