「復活優勝」
Posted at 20/08/04 PermaLink»
大相撲7月場所で照ノ富士が13勝2敗の成績で5年振り2回目の幕内優勝を果たしました。
大関まで上り詰め、次期横綱候補とまで言われながら、両ひざの度重なる怪我と内臓疾患などで大関経験者として初めて幕下まで転落し、一次は序二段まで番付を下げましたが、2年半ぶりに幕内に返り咲き、史上最大のカムバック優勝となりました。
一時は何回も相撲を辞めたいと師匠の伊勢ヶ浜親方に直談判をしたようですが、親方から「辞めるか辞めないか怪我を直してから決めろ」と説得され、ここまで続けられたと語っていました。
表彰式でその師匠である親方から直接優勝旗を手渡された場面を見ましたが、両者とも目頭が緩んでいたように思えました。
本来なら名古屋で行われる本場所が、コロナ禍の影響を受け東京両国国技館での開催となり、11,000人の15日間の御礼満員の垂れ幕がおろされますが、観客の上限2500人という異例の場所での復活優勝で締めくくりました。
ちなみに延岡市出身の前頭16枚目の琴恵光関は元大関2人(高安・栃ノ心)を破るなど力がついてきたようで、幕内で初の2桁勝利の10勝5敗の成績を収め来場所も期待が持てます。
by:フリーマン3