口蹄疫終息から10年
Posted at 20/08/28 PermaLink»
平成22年に宮崎県で発生し約30万頭の牛・豚などの家畜の尊い命が犠牲になった口蹄疫終息から昨日で10年となりました。
平成22年4月20日から児湯郡で発生し、その後次々と感染拡大した為、都道府県で初となる「非常事態宣言」が出されるほど困難な事態に直面しました。
当時私も加盟団体の要請で殺処分される豚を追い詰める作業や、主要道路の防疫マット設置等といった作業を昼夜問わず行った事を覚えています。
特に豚を追い詰める作業では殺処分される鳴き声が聞こえると可哀想で、生後間もない子豚を見ると涙したものでした。
県民総ぐるみで見えないウイルスの封じ込めや感染防止に取り組み、8月27日に終息宣言を迎える事ができました。
その後は畜産農家の皆様の涙ぐましい努力と血のにじむような頑張りで見事立ち直る事ができました。
その結果、本県の畜産業は全国和牛能力共進会で3年連続内閣総理大臣賞を獲得するなど畜産王国宮崎として国内外でも高い評価をもらっています。
by:フリーマン3