「進まないプラごみリサイクル」
Posted at 21/02/18 PermaLink»
今、プラスチックごみのリサイクルが思うように進まない状況に陥っています。
理由の一つは、コロナ禍で家庭から出されるごみの増加で、すべての政令都市のうち17に自治体で前年と比較して家庭のプラスチックごみが増えています。
不法投棄が絶えない山間部の道路わきでは粗大ごみに混じってプラスチックごみが目立つようになっていうことです。
また、企業から出るごみのリサイクルも課題に直面しており、日本では1年間に排出されるプラスチックごみは約850万トンで、その半分を占めるのが家庭から出される一般廃棄物。コロナ禍で急増する一方リサイクルが進まない現状にあります。
そして、残り半分が産業廃棄物のプラスチック。
大量に同じ種類のプラスチックを集めることができ、再利用しやすいのが特徴ですが、産廃プラスチックのリサイクルも思うように進んでいない実態が分かってきたそうです。
企業から出る産廃プラスチックを扱うリサイクル業者はコロナ禍の今、大きな壁にぶつかっています。
コロナ禍で経済が停滞したことなどによる原油安、石油から作り出される新品のプラスチック素材・バージン材の価格が下落し、バージン材を利用するメーカーが増え再生プラスチックが売れにくくなっているとの事。
リサイクル業者で作る業界団体には同じ問題が直面しているという声が全国で相次いでおり、原油安によるリサイクル離れは経済情勢が変化するたびに起きているとの事。
このようなところにもコロナ禍による影響が出ています。
by:フリーマン3