“火中の栗を拾う”
Posted at 21/02/20 PermaLink»
東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長に橋本聖子五輪相が選出されました。
政治的中立を巡り、野党の反発を受け自民党を離党する意向を固めています。
一時は要請されても固辞すると難色を示していた橋本氏を森氏が説得。
森氏を第2の父親と慕い、政治の師事する橋本氏が後任会長に就いたことで森氏の影響が残ることが考えられます。
"火中の栗を拾う"は「猿におだてられた猫がいろりの中の栗を拾って大やけどをした」というラ・フォンテーヌの寓話から自分の利益にならないのに、他人の為に危険を冒す例え。
また困難なことに身を乗り出すことの例え。
世論調査では東京五輪・パラリンピックの延期または中止を求める意見が8割を占めている中、荒波に船を漕ぎ出すようなものです。
国務大臣を辞任し自民党からも離党し、コロナ禍の中、五輪の為にすべてを投げ出した彼女はまさしく"火中の栗を拾う"心境ではないでしょうか。
「五輪の申し子」と言われ夏冬7度の五輪選手に選ばれ、銅メダルを獲得した橋本氏には会長適任と云われていますが、開幕まであと5か月です。手腕が問われます。
by:フリーマン3