一つはプロ野球巨人軍の田口投手とヤクルトの広岡内野手の電撃トレードです。

田口投手は先発も救援もこなせる実績のある左腕投手で、２年連続２桁勝利をあげたもののここ２年間は故障等で出場機会が減りましたが、昨季は救援で５５試合登板し優勝にも貢献しました。

一方の広岡選手は長打力に定評のある内野手で、巨人の４番打者の岡本和真の智弁学園野球部の一年後輩となり、入団当時は「未完の大器」と言われていました。

投手力不足で悩むヤクルトと長打力のある内野手の欲しい巨人とのトレードとなりました。

二つ目は、旭化成陸上部の村山紘太が退社し、ＧＭＯインターネットに入社しました。

村山紘太選手は双子の兄謙太とともに箱根駅伝で区間賞を獲得するなどの活躍し、鳴り物入りで旭化成陸上部に入社し、当時は市田兄弟と２組の双子選手の入社で話題にもなり、全日本実業団駅伝でも旭化成陸上部の優勝に貢献してきましたが、選手層の厚い旭化成ではここ２年間群馬路を走ることはできませんでした。

ＧＭＯではチームの他のメンバーと共に切磋琢磨し、村山らしい走りで輝きを戻し、団体では実業団駅伝優勝を、個人ではマラソン日本新記録を狙うとのこと。

まだ２８歳ですので老け込む年齢ではありません。

懸念材料として旭化成に残った兄の謙太の行く末が心配で、同じように移籍でもされると常勝軍団の今後に不安が残ります。

プロ野球と陸上競技の種目は違いますが、田口投手、村山紘太選手の移籍は残念です。３選手とも新天地でも頑張ってもう一花咲かせてください。

ｂｙ：フリーマン３