快投乱麻の投球
Posted at 21/06/14 PermaLink»
8回に鈴木誠也に初安打を浴び、27年ぶりの完全試合は夢となりました。
この試合で8回まで投げ、2安打無四球毎回奪三振15で、6勝目を挙げました。
都城高校時代の山本投手は甲子園出場経験もなく、高校選抜にも選出されたこともありません。
高校時代は梅野投手(現ヤクルト)、浜地(現阪神)太田(巨人)と共に九州四天王と呼ばれており、九州では知名度はありました。
しかし、全国区では作新学院で甲子園優勝投手となって注目された今井(西武ライオンズ)や藤平(楽天)寺島(ヤクルト)藤島(中日)と言った同世代に注目が集まり、全国的に無名に等しい投手でした。
そこに目を付けたのがオリックスで、他の球団から指名されないように内密に山本投手を調査し、獲得した経緯があります。
オリックスからドラフト4位に指名され、1年目で初勝利をあげ、2年目では試合の勝ち負けを左右するセットアッパーとして君臨し、3年目から先発に転向し最高防御率を、4年目の昨年は奪三振王のタイトルを獲得し、プレミア12侍ジャパンにも選出され、セットアッパーを務め世界一に貢献するほどの投手に成長しました。
先発3年目の今季は現在のところ、援護点にも恵まれず6勝5敗と本人にとっては不本意な成績ですが、防御率と奪三振数そして9イニング奪う三振率がリーグ一位となっています。
交流戦でオリックスが優勝しましたので交流戦MVPに選出される可能性もあります。
今や日本を代表する投手で、押しも押されぬ日本一の投手の呼び声も挙がっています。
by:フリーマン3