沢村賞に最も近い投手
Posted at 21/10/05 PermaLink»
昨季のセ・パ両リーグの覇者巨人は3位とクライマックスシリーズには進出できますが、ソフトバンクは4位とBクラスに沈んでおり、クライマックスシリーズ進出には一つも落とせない状況が続いています。
セ・リーグではヤクルトと阪神の一騎打ちの気配が。パ・リーグはオリックスとロッテ・東北楽天の三つ巴となりそうです。
後は個人タイトルの行方に気になります。
その中でオリックスの山本由伸投手(都城高校卒)が沢村賞に最も近い投手に名前が挙がっています。
沢村賞とはその年の日本プロ野球で最も活躍した完投型先発投手を対象として贈られる特別賞のひとつです。
選考基準は下記の7項目ありますが必ずしも7項目すべてクリアしなければならない規定はありません。
1, 登板試合数25試合以上
2,完投試合数10試合以上
3,勝利数15勝以上
4,勝率6割以上
5,投球回数200イニング以上
6,奪三振数150個以上
7,防御率2.50以下
そのうち山本由伸投手は10月5日現在、登板回数23試合、完投試合数6完投(3完封含む)、勝利数16勝、勝率7割6分、投球回数170イニング、奪三振181個、防御率1.43と群を抜いて両リーグトップの素晴らしい成績を収めています。
近年のプロ野球は投手の分業制(先発・セットアッパー、クローザー)が進んでおり、一人で9イニング投げる完投試合が減っているのは事実です。
10年前あの田中将大投手(当時東北楽天)が受賞した当時と比べて打球が飛ぶ中、山本投手はこれだけの成績を残しています。
よほどのことがない限り投手3部門タイトル(最多勝、防御率、奪三振)も獲得でき、沢村賞は間違いなく受賞します。
オリックスがパリーグで優勝でもするとMVP(最優秀選手賞)も獲得できるでしょう。
by:フリーマン3