少年法改正
Posted at 21/10/15 PermaLink»
10月12日未明に発生した山梨県甲府市の殺人放火事件。
50代の夫婦とみられる2人が遺体で見つかった事件で逮捕されたのは19歳の少年で、しかも夫婦の長女と同級生だったことが判明しました。
事件後、現場から直線距離で26km離れた駐在所に現れ、無人だった為電話で「人を殺してしまった。」自首しました。
わが国では、強盗殺人・誘拐殺人そして放火殺人が重罪と言われ、無期懲役や最悪死刑の判決を受けることもしばしばあります。
この事件の犯人は19歳と未成年の年齢ですが、令和3年5月21日に少年法等の一部を改正する法律が成立し、令和4年4月1日から施行されます。またこの日から成年年齢を18歳とする民法の一部を改正する法律も施行されます。
今回の少年法改正は18歳・19歳の者が罪を犯した場合その立場に応じて取扱いとするため、「特定少年」として17歳以下の少年と異なる特例を定めています。
少年が犯した事件については犯人の実名や写真等の報道が禁止されていましたが、「特定少年」の時犯した事件が起訴された場合には禁止が解除され、実名や写真等がマスコミに流れることになります。
18歳以上の少年の時が事件を犯した場合、死刑や無期懲役の極刑や言い渡されたり、罪によっては1年以上の懲役や禁固刑が追加されます。
今回の事件については殺人と灯油等の可燃物を持ち込んでの計画的犯罪とみなされることも考えられ、どのような判決になるか気になります。
前途洋々のはずだった19歳の少年が何故このような惨劇を犯したのかわかりませんが、いずれ詳細は判明するでしょう。
by:フリーマン3