事故の大半はヒューマンエラーで起こっている
Posted at 08/10/11 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
しかし、事故を詳しくみていくと、その大半が運転者にあることがわかる。
したがって、交通事故をなくしていくためには、事故の背景に
どのようなヒューマンエラーがあるのかを見つけ出し、
それをつぶしていくことが重要だと言える。
ヒューマンエラー分析の第一歩は、
直接的なエラーが「認知」「判断」「操作」のどれに当てはまるミスだったのか、
複合的なミスであったのかを調査する。
2.「交差点右折時の歩行者との衝突例」
認知ミス |
※交差点で右折するとき、右折した先の横断歩行者の発見が遅れた。
認知ミスの背後要因 |
※対向車に気をとられていた。
※右折を始めた二輪車が気になった。
※夕方で急に見えにくくなった。
歩行者と衝突した |
判断ミス |
※歩行者のほうが立ち止まり、安全に通過できると思った。
判断ミスの背後要因 |
※相手が待ってくれると思い込んだ。
※いつも歩行者より先に行くような運転をしているので、今度も大丈夫と思った。
操作ミス |
※ブレーキを踏んで一旦停止すべきところをアクセルを踏んだ。
※右折するときハンドルを切りそこねた。
操作ミスの背後要因 |
※車内の整理が悪く、ダッシュボードから物が落ちて、それに気を取られてしまった。
※携帯電話をしていて片手ハンドルで操作をしていた。3. ミスの要因がはっきりしたら、次はミスの背景にある運転者の
心理的・生理的な要因を考えていく。
上記の事例で、歩行者の見落としや発見の遅れがあった場合、
その背景として「対向車に気をとられていて、
横断歩道の歩行者に注意が向かなかった」という要因があれば、
さらに「なぜ対向車に気をとられたのか」と考えていく。
そこで、対向車の切れ目に右折しようとしたために対向車に
注意を向け過ぎていたという事実が明らかになる事がある。
よって私が思うには、「みんながかもしれない運転」を
励行するようにすれば事故も無くなると思うので、
かもしれない運転を実行するように、活動を進めて行こうと考えています。
なべやんからでした。