メンタル不調者の職場復帰のポイント
Posted at 08/11/21 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
日時 平成20年11月19日 (水曜日) 午後1時30分より
場所 宮崎市広島1丁目(宮崎産業保健推進センター)
講師 医療法人ハートピア 細見クリニック
心理相談室長 臨床心理士 渡邉 尚孝 先生
・ 日本の自殺者は年間3万人超であり、
この人数は東京マラソン参加者に匹敵するそうである。
(マラソンのスタート時のビデオを見せてもらったが、
毎年この人たちが自殺をしていると思うと驚きを隠せない。)
・ うち労働者は約9,000人
・ 宮崎では毎年350名以上で全国ワースト2位となっている。
1. 職場における心の健康づくり」四つの指針
(1) セルフケア(社員一人一人が自ら行う行動)
(2) ラインによるケア(職場の管理監督者が行う行動)
(3) 職場内産業保健スタッフによるケア
(社内健康管理スタッフによる社員の健康管理、教育,相談など)
(4) 外部医療機関によるケア
(外部医療機関との連携・ネットワークづくり、電話相談など)
2. 3つの予防・3つの対策
(1) 3つの予防⇒・職場環境づくり・疾病の早期発見・職場復帰.リハビリテーション
(2) 3つの対策⇒・職場環境等の改善・メンタルへルス教育・相談窓口の設置
3. 第11次労働災害防止計画(2008)とは?
(H20年度からの5年間で、メンタルヘルスに
取り組む事業場の割合を50%以上にする。)
(1) 過重労働による健康障害防止対策を講じる。
(2) 労働者一人一人の気づきを促すための教育、研修等を実施する。
(3) 事業場内外の相談体制の整備、職場復帰対策等を推進する。
4. 誰にとっても
ストレスはかかる
(1) 人生の大きなイベントと危機
(2) たび重なる小さな緊張
(3) 自分で作り出したストレス
5. うつ病は
(1) 強いストレスが
誘因になりやすいが、
明確な誘因なく
起こることもある。
(2) 男性では10人に一人が、女性では5人に一人が、
一生に1回はかかる病気である。
(3) うつ病の結果、学校・職場・家庭内で果たしてきた機能を充分はたせなくなる。
(医療費でなく、間接的な社会的・経済的損失が大きい)
(4) 適切な医療的対応を受けていない患者さんが多い。
(医療機関を受診していたとしても、精神科でない場合が多い。)
6. ストレスのサイン
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情緒が不安定になる、いらいら、 不機嫌、気分の落ち込み、 気力の低下、集中力の低下、 不眠など強い不安感におそわれる、 いてもたってもいられない状態になる。 |
◎ 行動の変化として⇒ |
タバコの増加、暴飲暴食、暴言、遅刻、 欠勤あるいは閉じこもる。 |
◎ 身体の変化として⇒ |
身体がだるい、疲れやすい、 頭痛、動悸、めまい、 胸の痛み、呼吸困難、肩こり、食欲不振、 吐気、便秘、下痢。 |
なべやんからでした。。。
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