インキの世界
Posted at 10/04/28 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
25日の『がっちりマンデー』ではインク業界についての内容でした。
その市場規模は3000億円 だとか。
思ったより多いのには少々ビックリですが・・・
インク、いや、インキの基本は黄色・赤色・青色・黒色だそうで、この4色の組み合わせで様々な色合いが可能だそうです。
超どアップして印刷されている紙面や画面を見ると、まさにその色の点が打たれていて、違った色に見える様子がよくわかります。
インキの値段は1?数千円から、金銀や蛍光色になると3倍とか・・・
よく、パソコンや電子ゲームや携帯電話などに入っている基盤のハンダの色が緑色していることはご存知の方も多いと思いますが、色は別にして、この塗料は『ソルダー・レジスト・インキ』と呼ばれる特殊塗料で、260℃のハンダ液に浸けると塗った部分は塗料がハンダを弾き、塗ってない部分にだけハンダが溶着するしくみになっていて、一瞬でハンダ付けができるように超効率的にできています。
ちなみに世界シェアは、なんと5割!
文具のパイロットから発売された、あのこすると消えるボールペンの『フリクションボール』は世界で2億本売れているそうですが、65℃になると透明になるような塗料で、こすらなくてもドライヤーでも消えるみたいです。
しかもマイナス15℃で発色し、もとにもどるそうですから、スパイ屋さんとかトリックにも使えそうですね。
ちなみにこの塗料1kg数万円だそうです。
今では5℃刻みで色を変えられる技術や、シャチハタさんでは1秒で乾く超速乾インキ、そしてイーインク社が開発した電子インク(白粒子と黒粒子を電圧で移動させ文字を表示させる技術)、さらには現在、マイナスイオンを出すインキなども開発されているそうで、「本を見ながら森林浴なんてことも近い将来できるかも」、なんて、そんな夢のある話もしてました。
たかがインク、されどインク、いやインキか・・・
頑張れインキ業界!
by:フリーマン2