窓をあけて仕事をする季節になって、どこからともなく良い香りが
漂ってくる。
香水を付けた若いお姉ちゃんが会社にいるわけでもなく、昨夜の飲み屋
に行った時の、隣にいたお姉ちゃんの残り香があるわけでもなく、よーく
匂いを嗅いでみると、それはキンモクセイの香りであります。
キンモクセイは感じで書くと『金木犀』です。中国から入ってきたとウィキペディア
に書いてました。
良い匂いの成分は、β?イオノン、リナロール、γ?デカラクトン、リナロールオキシド
という物質だそうです。
キンモクセイはギンモクセイよりも香りが良いそうですが、ギンモクセイって見た事あり
ますか?
キンモクセイは昔、汲み取り式便所だった頃、匂い消しの木として植えられたそうで
トイレの芳香剤が出来た頃の、匂いの定番といったら『キンモクセイ』の香りだったそうです。
昔、トイレにサワデー、爽やかサワデーってありましたよね、あれも最初はキンモクセイの
香りだったんじゃないかなあと記憶しております。
今でさえ、フローラルやジャスミン、ラベンダーなどの多くの種類の芳香剤が出ていますが
この自然のキンモクセイの香りを嗅ぐと、なんともノスタルジックな気分になれるのは
私だけでしょうか?しばらくはこの匂いを楽しみたいなと思っています。
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