この条例に関して、国道220号線沿いの宮崎市役所前からデパート前の橘通1丁目から3丁目と一番街及び若草通りが、ぽい捨てを禁止する「美化推進区域」と路上喫煙を禁止する「路上喫煙制限区域」に6月5日に指定される予定で、12月からは違反者に対し、過料2,000円が課せられることとなるようである。

このような条例の制定の背景には、「九州一の景観都市」を目指すという宮崎市（津村市長）の姿勢がうかがえ、シンガポールをモデルとしていると思われます。実は、私も昨年10月の宮崎市主催の「都市景観海外派遣研修（シンガポール）」に参加しましたが、シンガポールでは、いたる所にゴミ箱や灰皿が目に付きました。宮崎市でも今回の条例に伴う指定区域に15ヶ所程度灰皿を置くようですが、まだまだ足りない気がします。行政側の環境整備もかなり必要だと思われます。

この橘通に関しては、現在の片側3車線を2車線にし、そこに生じるスペースで緑化を進めるという、正にシンガポールの町並み的構想もあるようですが、そこには渋滞対策など様々な問題がありそうで、実現するには地域（ある程度広範囲）での総合的な環境整備が必要となるように思えます。

ただ、この美しい町を目指すという宮崎市の取り組みには、賛同できますので、協力できるところは協力していきたいと思います。