CPDSの推進について
Posted at 07/06/07 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
宮崎県では、平成20・21年度入札参加資格申請の際に、CPDSを加点対象にすることを検討中です。
ここで、CPDS「土木施工管理/継続学習制度」とは、何なのか…
(社)全国土木施工管理技士会連合会の継続学習制度(以下「CPDS」という)は、CPDS加入者が講習会などに参加 した場合に、そうした学習の記録を連合会のデータベースに残し必要により学習履歴を証明するシステムです。
CPDSの目的は、技術者が講習会などの自己研鑽の活動を通じて、国民の福祉に役立つ良質な目的物を創造するために 必要となる技術力と資質の向上を図ることにあります。
その必要性は以下のような背景から年々高まってきています。1. 技術の進歩に対して技術力や資質を向上させる技術者の努力を目に見えるものにし、学習を適切に方向付けることが求められるようになった。
2. 品質確保法など発注者の間で技術力の向上に努力する技術者を適切に評価する傾向が強まっている。・個々の入札の技術力評価に用いている行政機関
(九州地方整備局、関東地方整備局、長野県、宮城県、愛媛県、島根県)
・入札参加資格審査に用いている行政機関
(広島県、高知県、愛媛県、長崎県、佐賀県、山口県、広島市、島根県)
※詳しくは、CPDSとは 又は (社)全国土木施工管理技士会連合会
この制度は、一部の機関で評価対象とされていますが、宮崎県でも次期の入札資格審査申請から評価されるようになる可能性があるということになります。
当協会では、数年前からCPDSの推進をしてきておりますが、なかなか浸透せず、一部の会員が取り組んでいるといった程度に留まっています。
しかし、この制度はCPDSに登録したからといって、それ自体が評価されるのではなく、年間を通した、認定講習会への参加などで、ユニットを取得していく必要があります。その申請などの手続きも各自(各社)が行なわなくてはならず、自主性も求められる制度となっています。
CPDSの制度を有効に活用することで、協会の存在意義が発揮できることになります。協会が主催する講習会は、CPDSの認定を受けますので、これに参加することでユニットの取得が出来ます。ここで、会員外との差を付けることが出来るようになります。
また、この制度自体が、会員にもまだまだ浸透していません。裏を返せば、会員外では皆無だろうと予想できますので、この点でも会員には、有利に働くはずです。
ただ、問題となるのは、前にも述べましたが、各自(各社)の自主性が求められるということで、協会に言えばすべてが出来るといった考え方を一新していただく必要があります。お膳立ては、協会が行ないますが、それを有効に活用するか否かは、会員それぞれにゆだねられます。「有効活用しない」となると、「会員外と同じ」と言うことになります。協会員である以上、有効活用し、会員外との差をつけていただきたいものです。
投稿者: miyaken 日時: 2007年6月 7日 11:42