「えれこっちゃみやざき」市民総おどりへの参加を辞退すること
Posted at 07/07/02 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
「総おどり」への参加の歴史は古く、昭和59年4月21日に「宮崎市制施行60周年記念式典」での宮崎市民まつり総おどりが第1回目となり、その第1回目から参加しています。
それが、宮崎市の恒例行事として、毎年4月に「宮崎ふるさとまつり 市民総おどり」として行なわれてきました。それが第18回をもって終了し、平成14年からは「えれこっちゃみやざき」として夏に行なわれるようになり、「市民総おどり」は、それに引き継がれています。
(写真は、昨年の様子)
当協会も昨年まで23回連続で参加しており、今年も参加する方向で計画を進めていましたが、会員(建設業界)を取り巻く環境は、大変厳しいものがあり、特に宮崎県の「入札契約制度改革」により、その厳しさが一層増している感があります。そうした環境下では、総おどりに参加し、お祭り気分ではいられないとの判断が会員の中で起こり、結果として、参加者を集めることができず、参加を辞退するといった結果になってしまいました。
東国原宮崎県知事のトップセールスや宣伝効果により、それなりの経済効果は出ている気もしますが、「太陽のタマゴ」(完熟マンゴー)の高騰など、生産・販売者側には良いことかも分かりませんが、あまりの高騰に宮崎の一般消費者には、手の届かない存在になりつつあります(なっています)。宮崎県民は食べない(食べられない)…宮崎の特産品「太陽のタマゴ」…なんだか奇妙な気もします。
参照:「完熟マンゴー人気で価格高騰 関係者困惑」(2007/06/28宮崎日日新聞)
それはさて置き、知事の頑張りにより、観光業界などはその恩恵をこうむっている気もします。しかし、東国原宮崎県知事誕生のきっかけとなった、「官制談合」に絡む建設業界にとっては、当然なのかもしれませんが、厳しい存在です。
このまま建設業界を放置すると大変なことになるような気がします。ここ数年来の公共工事の減少にプラスされた一般競争入札導入による価格の下落で、業界全体が窮地に立たされています。倒産企業数も昨年を大幅に上回る勢いで増えています。(参照:「4市町 落札率 90%切る」)地元の地場建設業者が無くなる事態も想定できなくはないような気もします。
古くからの建設業者の考え方には、税金で行なう公共工事で得たお金を使うことで、経済効果を挙げ税金として行政に返すといった考え方を持っている人も少なくありませんでした。あまり儲かっていないのに儲かっているかのようにお金を使い、また税金も納めるそうすることで、また公共工事として自分たちに仕事が来るとの考え方で、少し歪んだ考え方なのかもしれません。それが原因で、建設業は儲かっているとの印象付けがあったのも事実です。
しかし、よく考えると、建設業が元気だった頃は、飲食業界もそれなりに元気だっただろうということです。県内の景気は、県内の基幹産業(建設業や農業など)に元気がなくなると、すべての分野に元気がなくなる。逆に言えば、基幹産業を元気にしてやれば、すべての分野が元気になる。宮崎全体に活気が出てくるということではないでしょうか。
Tags: えれこっちゃみやざき , 完熟マンゴー , 太陽のタマゴ , 東国原知事
投稿者: miyaken 日時: 2007年7月 2日 11:13