総合評価方式(特別簡易型)の結果は…
Posted at 07/09/06 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
宮崎県が試行を行っている総合評価方式の結果をみて感じたこと。
8月28日入札(宮崎土木)の工事が特別簡易型総合評価方式で行われ、結果が公表されましたが、予想通りだったかな…??
(参考:2007/08/21「宮崎県の総合評価方式について」)
予定価格39,480,000円に対し、落札価格29,714,000円、落札率75.3%ということで、通常の一般競争入札と変わらない結果でした。
(詳しい結果は、宮崎県公共事業情報サービスよりご覧になれます。)
これは、予想していたことで、上の参考のブログを読んでみて下さい。ただ、参加者が少なかったことが幸いか…、通常ですと20-30社は参加するのに、この入札へは7社のみと指名入札より少なくなっています。
一般競争入札では、予定価格×75%で最低制限価格ギリギリを予想して応札しているといった感がありますが、総合評価方式ということで、技術力不足と判断したのか、書類の提出が面倒だと判断したのか良く分かりませんが…(後者のような気も…)
まあ、この結果は、試行の第1回目でしたので、様子を見たのかもしれませんが、近いうちに数件の結果が出揃いますから、それを見て総合的に考えたいと思います。
入札に参加するための資料作成に手間がかかるということになれば、当然物件を絞らなければならなくなりますから、ダーツゲームに参加する感覚の入札参加はなくなるのかもしれません。
総合評価で、業者の技術力等を正確に点数化し、それが金額にもそれなりに反映されるということになれば、業者は努力しますから、品質確保の問題なども一気に解決できるのではないかと思います。
しかし、今の総合評価の方法では、手間ばかり増える感がありますので、ますます品質の低下の懸念材料になるのでは…。
投稿者: miyaken 日時: 2007年9月 6日 10:00