国会審議はどうなってるの…
Posted at 08/01/29 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
福田総理は、1月中に衆議院を強引に通過させ、60日規程(みなし否決)を利用し3月中に衆議院で再可決させる道を選ばず、民主党と調整を図ることを選択しました。
民主党はといえば、「ガソリンを値下げする」と国民に良い面だけをアピールするに留まり、そこで生じる歳入減の穴埋めをどうするのかについては、全く伝わってこない状態です。
民主党の狙いは、暫定税率を3月で一旦期限切れに追い込み、ガソリンを25円値下げさせ、その後に衆議院で再可決させ、ガソリン価格を元に戻す。こうすることで、ガソリン価格が元に戻るだけなのに、25円値上がりしたといった印象が残り、国民の与党批判を煽ろうとするものでしょう。
恐らく民主党はこう発表します。「民主党は、ガソリンを25円値下げしました。それを与党は再値上げしました。国民生活を苦しめる与党をどう思いますか…」と。
民主党の暫定税率廃止論の狙いは、この一時値下げにしかないような気がします。結局、国民の与党批判の風を吹かせたいだけで、それ以外の策は何も持っていない気がします。
そこで登場した暫定税率を5月まで延長するという「ブリッジ法案」、これが通れば民主党の思惑に反します。一時値下げを実現させてこそ、民主党の株が上がると考えていますので、猛反発するのでしょうね。
まあ、国会の責任としては、3月末に期限が来るというのであれば、それまでに賛成なり、反対なりの結論を出すことが大切かと…審議も半端…、何かあれば責任を問う…、そんな議会は不要のような気もします。
いっそのこと、国会を一院制にするといった法案を出して、参議院をなくしてしまってはどうでしょう。議員も減り、財政も少しは改善するかも…w。せっかくある二院制ですので、その機能を十分に発揮させ、揚げ足の取り合いではない真の審議をしていただきたいものです。
投稿者: miyaken 日時: 2008年1月29日 10:02