くじ引き入札はいかがなものか…
Posted at 08/02/21 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
「県西臼杵支庁で入札ミス 最低制限価格誤る」(2008.02.20宮崎日日新聞)の記事を目にしました。
この記事で注目すべきことは、「最低制限価格の設定に誤りがあり、落札候補者が入れ替わった」ことではありません。(ミスは有り得ますので修正をすれば良いこと…勿論、ミスがないに越したことはありませんがね。)
問題は、「701万8354円で入札した23業者から、抽選で新富町の業者を落札候補者に選び直して通知した。」の部分ではないでしょうか。(落札率は約68%)
23もの業者が同じ価格で応札しているということは、この業者らは明らかに最低制限価格での落札を狙っており、最低制限価格を割り出す共通の方法があるのではないかということです。
この最低制限価格狙いの入札は、県の入札制度改革以降、日常的になっています。この弊害は、不適格業者であっても落札できること。採算を度外視した入札が行われること。品質確保や安全管理面が疎かになること。などなど問題点は多々あると思います。
不適格業者排除を狙う行政や業界団体の考えとは裏腹に、優良企業の相次ぐ倒産、この矛盾した現象の解消のためにも、もう一度、抜本的な入札制度の改革を早急に行う必要があるような気がします。
「せんたく」で日本をよくすることも必要でしょうが、東国原知事には宮崎の「せんたく」を第1に考えていただきたいですね。シミになってしまうと「せんたく」してもなかなか落ちませんからね…。w
投稿者: miyaken 日時: 2008年2月21日 10:58