福田総理苦渋の会見…
Posted at 08/03/28 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
暫定税率の期限が迫る中、福田総理は会見で「道路特定財源を2009年度から一般財源化する」と明言しました。
この発言には、自民党内でも反発する意見などもあり、党内も少々混乱しているようではありますが、暫定税率の期限を前に福田総理が最後の切り札を切ったのかな…。
これはどんな意味合いを持つのか…一つには、統率力が問われている中で、自分が一生懸命に頑張っているのだという姿を国民に示す意味合いがあるのかな…、もう一つには、税制関連法案の年度内成立を目指すための民主党への最大限の譲歩であるのかな…こんな事を思います。
「道路特定財源を2009年度から一般財源へ」この発言に、民主党はあくまで暫定税率の撤廃を主張しており歩み寄る姿勢を見せません。国民に対し、ガソリン代を安くするという良い面しか主張していないのです。
福田総理も会見の中で、民主党の暫定税率撤廃論に対して、財源確保案を示さずに地方の予算は確保するということは現実無視であると批判しています。全くその通りだと思います。
暫定税率の期限まであと4日、民主党は期限ぎりぎりでの福田総理の発言は遅すぎるとの批判もしているようですが、期限ぎりぎりまで話し合いのテーブルに着かない民主党にも責任は大きいと思いますが…。
参議院で過半数を握る野党(民主党)は、与党(自民党)とある程度、対等な立場でものが言える状況にありながら、一方的な主張のみを行い、話し合いに応じない…卑怯な手法を使っているような気がします。
「道路特定財源の一般財源化」は地方とって猶予すべきことではありますが、一般財源となったから道路が作れないということではありませんので、その使い道について地方への配慮を最大限にお願いしたいところです。
一方、暫定税率の期限を前に、暫定税率の失効を確実視しガソリン代値下げに踏み切る店舗も出ているようです。しかし、石油卸各社は4月からの値上げ(新日石2.8円値上げ、昭和シェル5円値上げ)を宣言しています。
本当にどうなるのか…期限ぎりぎりまで目が話せない状況にあるようです。言い換えれば、混乱は避けられない状況とも言えるでしょう。
投稿者: miyaken 日時: 2008年3月28日 09:13