技術講習会(7/10開催)…
Posted at 08/06/30 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
当協会と技士会の共催で、毎年恒例の技術講習会が計画されています。
この講習会は、直接、建設業に関わる内容であるため、先日(6/27)紹介した「経営者セミナー」と異なり、出席率も高くなります。
さらにCPDS(継続学習制度)に認定されるということで、複数の技術者に受講させる会社もあります。技術力向上のために力を注ぐことは、今後において重要なポイントとなってくるような気がします。
このCPDS(継続学習制度)については、これまでにも幾度となく案内をし、説明を繰り返してきているにもかかわらず、中々浸透していないと感じています。
今年度からCPDSの認定などの基準が厳しくなりました。その背景には、全国的に入札参加資格申請時や総合評価入札などにおいてCPDSを評価項目に加える傾向が強くなったことがあります。
すなわち、CPDSの普及や啓発の期間が終了し、本格的運用の開始と言えるのかもしれません。
CPDSの詳しい情報については、「ガイドライン(2008年版)」に目を通す必要があります。認定基準の変更により、これまで認定されていたものでも今後は認定されないものなどもありますから…。
宮崎県では、平成20・21年度の入札参加資格申請の際、CPDSが最高で10点加点されています。これは、平成22・23年度においても加点される可能性が強く、申請時になってから慌てても点数に結びつけることはできません。
継続学習の制度ですから、常日頃の取り組みが点数化される仕組みということが出来るでしょう。会社により熱の入れようが異なりますがね。
ただ、今後において総合評価落札方式の拡大などが予想されます。その際、技術者の能力を判断する基準のひとつとして、施工経験(実績)と並んで、客観的な数値として見ることが出来るCPDSは、大きなウエイトを占めてくるのではないでしょうかね。(憶測ですけど…)
公共工事の品質確保の観点からは、企業の過去の工事成績や現在の施工能力が益々問われる時代となるのではないかと予想しています。そうした意味からもこうしたCPDSへの取り組みなど何らかの対策を考える必要があるのではないでしょうか。
投稿者: miyaken 日時: 2008年6月30日 10:09