福島県で指名競争入札が復活…
Posted at 08/06/02 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
官製談合、知事逮捕と宮崎と同じような流れで、一般競争入札導入が加速した福島県で指名競争入札が復活しました。
その背景には、地場産業としての建設業が再認識されたものだと思うのですが、現段階ではあくまでも試行であって、完全復活というわけではありません。
2008年度に予定価格1,000万円未満の工事を対象に300件ほど試行される予定で、その状況を見た上で、その後の対応が決められるようです。地域密着を実現するために指名も必要だと結論付けられることを祈っています。
一方で、何とも情け無い話が「道路工事で業者談合情報 宮崎市が入札延期」(2008.05.30宮崎日日新聞)、事実関係はよく分かりませんが、5/30に各業者の聞き取りが行われており、本日(6/2)にもその対応が決定される予定です。
地域密着や地場産業育成の観点では必要と思われる指名競争なのですが、こうした問題が起きるようでは、地場の為にと一般競争入札導入を検討しながらも先送りしている宮崎市においても導入の動きが加速するのではと懸念されます。
ここに書くのは間違いかもしれませんが、建設業者は何を考えているのか…??こうした問題を起こすこと事態が、我が身で我が首を絞めるようなものなのに、分かっているのか…分からないのか…多分、分かってないんでしょうね。
それはそうと、今の時代は、物価が鰻登りに上昇し、会社経営にも余裕があるわけでもありません。そうなると予定価格(適正価格)と落札価格が近づくのは当然のことです。
なのに落札率が高くなれば談合が疑われる…この考え方は間違っていると世の中に分かって欲しいのですが…中々分かってもらえないことなのでしょうね。(時々、談合疑惑が浮上しますからね…)
今の世の中、コンプライアンスが最重要視されています。「何人もその家卑の前では英雄足りえず」(ももちどぶろぐ2007.05.30)と言うことをよく考えて欲しいものです。船場吉兆の復活を掛けた中での「使い回しの発覚」もこのことを理解していないが故のことだと思うのですが…『もう一度、襟を正しましょう!!』
Tags: 一般競争 , 建設業 , 指名競争 , 談合 , 地場
投稿者: miyaken 日時: 2008年6月 2日 10:40