安全管理の徹底及び事故防止を目的として、全国安全週間（7/1-7/7）の前に毎年「建設業安全衛生推進大会」を計画し、開催しております。

しかしながら、事故が絶えることがありません。少しでも減らしていけるよう細心の注意を払っていただきたいものです。

平成19年の労働災害発生状況を見ますと、建設業での事故発生は、宮崎労働基準監督署管内で死亡1、休業（4日以上）97と全業種の中で高い部類に属します。それだけ建設業は危険を伴う業種だということも出来るのですが、だからこそ安全管理が重要性を帯びてきます。

労働災害の発生は会社にとってもマイナスとなることから労働災害を隠すといったことも時折起きているようです。ですが隠すのではなく、原因を徹底的に究明し、二度と同じことが起こらないようにする防止策を講じることの方が重要かと思われます。

企業のコンプライアンスが叫ばれている世の中です。隠蔽ではなく、情報開示（オープン）を行い、犯した過ちにはしっかりした謝罪と改善策を講じることで、誰からも信頼される頼れる地場建設業として定着していただきたいものです。

また建設業界としては、重機・資材などの運搬、道路工事など道路交通とも密接に関係しています。こうしたことも踏まえて、労働災害防止と合わせて交通故防止についても同じように考えたいとの観点から、今年度の建設業安全衛生推進大会は次の内容にて行います。

1.　安全管理と災害事例について
　　　　宮崎労働基準監督署　岡元安全衛生課長

2.　施工上の安全管理等について
　　　　宮崎土木事務所　太田原次長

3.　改正道路交通法について（6/1施行）
　　　　宮崎県警本部　鍋倉交通企画課長補佐

会員の皆さんは、多数の参加をお願い致します。その他の皆さんも建設業界の取り組みにご理解をお願いします。