岩手・宮城内陸地震…
Posted at 08/06/16 PermaLink» Comment(1)» Trackback(0)»
6/14午前8時43分ごろ発生した、岩手県内陸部を震源とするM7.2の「岩手・宮城内陸地震」についても書かないわけにはいかないでしょうね。
この地震で、岩手県奥州市と宮城県栗原市で震度6強、宮城県大崎市で震度6弱を記録したようです。
今回の地震では、山間部で大規模な地滑りが発生したものの、住宅などの構造物の全半壊は12棟と予想以上に被害が小さかったのではないでしょうか。(昨年の新潟県中越地震では、全半壊6,485棟)
その理由は、今回の地震が盆地と山地の境界付近で発生した逆断層型地震で、西側の地盤が東側に乗り上げたとみられ、被害の出やすい上側が西側の山間地で、住宅の多い地域が下側となったため被害が少なかったと考えられています。
さらに地震波も周期が0.2秒程度の短周期の地震波と、周期が2秒以上の長周期の地震波が強く含まれており、木造住宅などに被害を及ぼす周期が1~2秒の地震波「キラーパルス」が強くなかったことも要因のようです。
それでも死者9人、不明者13人、負傷者220人と被害に遭われた方々がおられますから良かったとは言えませんが、自然は本当に気まぐれで恐ろしい存在ですね。
こんな時、地元の建設業の方々は行政と連携を取り復旧作業に当たられていることだと思いますが、何故かその尽力はほとんど報じられることはありません。どうしても自衛隊・警察・消防などの影に隠れてしまうんですよね。
行政の方も建設業界がなければどうにもならないことが分かっていても、建設業界の尽力を褒め称えることはありません。建設業が公共工事の請負業(うけまけぎょう)だからなのでしょうかね。w
当協会でも、災害発生時の緊急対応などは、行政との連携なども含めて常に見直しや確認を行なっています。地場建設業は、地域にとって必要な存在なのですが…中々認められないようで…悲しい限りです。
投稿者: miyaken 日時: 2008年6月16日 09:47
"岩手・宮城内陸地震…"へのコメント
CommentData » Posted by むらごん at 08/06/16
岩手県建設業協会のブログで災害復旧活動を少しですが紹介しています。
建設業、いつも通り陰ながら?がんばってます!!
http://www.iwaken.or.jp/info/