相次ぐ偽装発覚…
Posted at 08/06/26 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
「飛騨牛」「一色産うなぎ」最近発覚した偽装事件です。
「飛騨牛」…岐阜県養老町の食肉卸販売業「丸明」が、他県産や基準を満たさない等級の低い牛肉を「飛騨牛」(ブランド和牛)と偽装し販売していた事件です。豚肉についても偽装の疑いがあるようですが、これらは従業員が証言しているようです。
典型的な「何人もその家卑の前では英雄足りえず」からの事件発覚のような気がします。憶測ですが、会社内で経営側と従業員側で何らかのトラブルが起きていたのではないでしょうか。
「一色産うなぎ」…大阪市の水産物輸出入販売会社「魚秀」が、愛知県に設立した架空会社を製造者とするラベルを貼って出荷し、水産大手「マルハニチロホールディングス」の子会社「神港魚類」(神戸市)を通じて販売させた事件です。
この事件では、「口止め料」的なお金の流れもあるようですが、流通過程を巻き込んだり、架空会社設立をするなど、手口が巧妙化してきている気がします。
こうした事件の背景には、日本のブランド価値へのこだわりがあるからだと感じます。あまりにもブランドを優先させ、ブランド名が価値観を高めすぎているからではないのでしょうか。
これ程、偽装事件が続発すると、どれを信じてよいのやら…ということになるのでしょうが、まあ私のような庶民にとっては、ブランド志向が働きませんので関係ないといえば、関係ない問題です。
ブランドにこだわるというよりは、値段にこだわりますから…安いもの安いものを買い求める庶民にとっては、安全面だけはこだわって欲しいなと思うばかりです。w
正直なところ、牛肉を食べ比べてもはっきりとは判断できないでしょうからね。本当に美味しいものは美味しいのでしょうが、そこそこのものをこれが宮崎牛だと言われれば、これが宮崎牛の味なのか…程度の判断しかできないですものね。
ブランドが価値を高めすぎていることに問題があるのであって、全てが同じ価格になれば偽装はなくなるのでしょうが、それだと手塩にかけて飼育、栽培する生産者が黙っていないですよね。…ブランドがある限り、偽装もあり続けるということでしょうね…
投稿者: miyaken 日時: 2008年6月26日 09:49