エコクリーンプラザの調整池破損問題…
Posted at 08/07/17 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
この問題については、破損情報の公表が大幅に遅れたことなどから地域住民や関係自治体に不安を与えています。
調整池破損に関しては、環境汚染の観点から早急な補強工事の必要性があるとともに、破損に至った責任所在の究明などが問題視されています。
また、責任所在を究明する点では、施工当時の工法決定に至った資料が残っていないなど、公社の管理体制の甘さも露呈した形となっています。
そんな中で、会計検査院の立ち入り調査(7/14-7/16)が行われたようで、その結果、公社幹部や県幹部に対して、「着工前に想定された沈下量は37ミリだったが、施工途中に『このまま工事を続けたら90ミリ沈下する』と業者が指摘したにもかかわらず、その意見を(公社が)採用せずに工事を進めたことで調整池の地盤沈下が発生した」と公社の責任に言及したようです。
こうしたこと、発注者(行政)が施工者(業者)の意見に耳を傾けないといったことは、最近はあまり聞きませんが、以前は往々にしてあった事のように思えます。
結果として、工事をやり直したり…公共工事は請負業(うけおいぎょう)ですが、「うけまけぎょう」と言われる所以でもあります。
立場的に発注者(行政)が上位で、施工者(業者)が下位に位置しているように考えている人も多いようです。業者の方々も昔ながらの考え方で、「仕事をさせていただいている。」と考える方もいますから…。(最近は減ったと思いますがね。)
私は「立場は対等だ」と思うのですが、あれこれ物を言うと工事成績に響くから…お上には楯突くなということだったのですかね。
それはそうと、今回の会計検査院の指摘を行政(県・公社)がどう受け止めるかですけど、このまま公社の責任と認めるのですかね。
環境汚染問題や地域住民の安心確保のために、早急に補強工事に着工していただきたいものです。
投稿者: miyaken 日時: 2008年7月17日 09:41