自然(豪雨)の恐ろしさ…
Posted at 08/07/29 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
昨日(7/28)、豪雨による災害のニュースが相次ぎました。
お昼のニュースで、石川県金沢市で中心部を流れる浅野川が氾濫、流域の各地で住宅浸水などの被害が出たようです。
このニュースを見た12時頃には、避難指示なども解除され、川の水位も下がっている様子を放映していました。この氾濫、明け方から数時間の出来事であったように思えます。
この後、近畿地方のニュースが…、13時40分頃、京都府向日市でJR東海道線下のトンネルを通過中の幼稚園バスが冠水で立ち往生、幸い閉じ込められた教諭1人と運転手、園児6人は約20分後に無事救助されたようです。座席部分まで水がきたようで一歩間違えば大惨事に…。
また、14時40分頃には、兵庫県神戸市で都賀川が増水し約10人ほどが流されたようです。こちらでは死亡者も出たようで…何とも悲しい話です。(ご冥福をお祈り申し上げます。)
この事故は、14時頃から上流で集中豪雨(1時間に36-38ミリ)があり、事故の起きた14時40分頃には10分間で水位が1.3メートル上昇したようで、あまりの急さに逃げ遅れた人が多数出たようです。
この他にも雷雨などによる事故が各地で発生したようです。自然の力は、本当に恐ろしいものがあります。
これらは、発達した積乱雲(通称、入道雲)の影響だとか…地上は30℃を超える暑さで、上空の高度5,000メートルの気温は通常より3~4℃低い氷点下6~7℃で温度差がいつもより大きかったこと、日本海から北陸、関東に延びる前線により太平洋から暖かく湿った空気が流れ込んだこと、さらに台湾付近の台風8号の影響で湿気の流れが増強されたことなどの要因が重なったことによるものだということです。
また、発達した積乱雲から激しい下降気流が四方に向かって吹きだし、突風を引き起こすとか…先日の福井県敦賀市で大型テントが吹き飛ばされた事故もこれによるもののようです。
近年、洪水の被害が長雨によるものより、集中豪雨によるものが増えてきている気がします。長雨だとそれなりに準備をする時間がありますが、集中豪雨だとその時間も限られてきます。
激しい雨が降り出したときは、それが洪水をも引き起こし得るということを常に忘れないように…油断は大敵ですよ!!
投稿者: miyaken 日時: 2008年7月29日 09:23