技術力が評価されるのは業者だけではない…
Posted at 08/10/29 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
朝夕が本当に冷える。景気動向も寒い。~「選挙より経済対策」~実効性のある対策を打ち出して欲しいものです。
公共工事の入札制度において一般競争が主流となりつつある中、価格のみの競争を回避する策として総合評価が用いられるケースも増えてきています。
この総合評価は、業者の技術力や地域貢献度などを評価し、価格と併せて総合的に落札者を決める方法です。業者は技術力を問われています。
このように業者側は、往々にして技術力を問われたり、評価されたりするケースがあるのですが、「発注者側が分かっていない」といった趣旨のことを時折耳にすることがあります。
ここでケンプラッツで面白い記事を見つけましたのでご紹介を…「西日本高速道路が1位、受注者が評価した土木分野の発注者実力ランキング」(ケンプラッツ2008.10.28)
この記事はさらに続き、2ページ目ではサブタイトルが「深刻な都道府県の低評価」となっており、国交省や高速道路会社の評価に比べ、都道府県への評価が低かったことが書かれています。
詳しい内容は、日経コンストラクション2008年10月24日号に掲載されているようですが、都道府県の担当者の能力不足を指摘する記述が目立ったとか…。
だからといって、業者側が能力があるということではありません。発注者にも受注者である業者にもそれなりの能力を持ちえた人がいるということで、常に能力向上に務めていなければならないということなのでしょう。
一般競争ということは、「発注者の立場」=「受注者(業者)の立場」ですから対等に会話が交わせるだけの能力は最低限必要でしょうね。
投稿者: miyaken 日時: 2008年10月29日 12:02