エコクリーンプラザ宮崎の調整池破損問題…
Posted at 09/01/20 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
「エコクリーンプラザみやざき」の調整池破損問題(『「エコクリーンプラザみやざき」の問題…』2008.04.18)について、外部調査委員会の最終報告が先日(1/15)行われました。
調整池の補修に13億6千万円、さらには汚水に含まれる塩化物イオンを除く脱塩処理も想定能力を超えており、何らかの対処が必要とか…最安の下水管で住吉中継ポンプ場(宮崎市島之内)につなぐ方法を採用しても費用が13億8千万円必要で、関係自治体の負担総額は27億円超となるようです。
但し、この方法だと排水を施設外に出さない「クローズドシステム」が破綻することになり、地元住民の反発や施設許可の変更など費用面以外の問題も多くなりそうです。
また、外部調査委員会の最終報告では、その責任所在が明確にされていないとの指摘もあったのですが、「エコクリーンプラザみやざき」を運営する宮崎県環境整備公社は、当時の担当者を告発するようです。(地盤沈下による破損を知りながら施設の引き渡し検査で合格とし、その後補修費用や使用できないことなど公社に損害を与えた背任とか…)
これは、担当者に責任を押し付けたしっぽ切りのようにも感じられますが…担当者は、工期が迫っており、運用開始が切望されていたからみたいなことを言っているようなのですが…行政のつじつま合わせ体質も見え隠れするような…。
この問題は、責任の所在や関係自治体の費用分担、地域住民の反発など最終的な解決までにはもう少し時間がかかりようですね。
話は変わりますが、昨日のブログ「東国原知事の総合評価は84点…」にコメントをいただきました。このブログに書いていることは、私個人の考えが大半なので、批判は粛々と受け止めるのですが…建設業に対する理解がこの程度なのかと思うと悲しくなります。
私自身は、建設業者の従業員でもなく、工事現場のことを良く理解しているわけでもありません。業者の内部事情などを詳しく知るわけでもないのですが、お金のためだけに公共事業に従事しているということはないような気がします。
本来の地場建設業は、地域のことを考えています。地域外と、ましては県外と競合しようなんてことは考えていないはずです。なぜなら、緊急時(災害発生時)に他所のことまでは対応できませんからね。
だからと言って技術力がないということには繋がらないはずです。地場建設業には、地場建設業の役割があります。大手とは別物だということを理解していただきたいものです。
Tags: エコクリーンプラザみやざき , 廃棄物処理
投稿者: miyaken 日時: 2009年1月20日 10:52