不発弾処理…
Posted at 09/01/27 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
先日(1/24)、宮崎市で見つかった不発弾の処理を巡り、協力の要請がありました。(参照:『宮崎市で「不発弾」発見』2009.01.24宮日プレス)
その翌日(1/25)には、宮崎市に災害対策本部が設置され、自衛隊や県警、JR九州などの関係機関と連携して撤去までの方針を協議することになっているようです。
今のところ爆発の危険性は少ないということなのですが、信管処理を行い撤去が完了するまでは、気が抜けない状態です。地域住民は、1日も早い撤去を望んでいることでしょう。
そうした中で、撤去作業に入る前に、万が一に備えて周囲に大型土のうで壁を作るようで、宮崎市よりその作業への協力依頼が当協会にありました。(川上会長は、快く引く受けたようです。)
大型土のうと言えば、河川災害(堤防決壊)時などに活躍するのですが、その重量は1トンにも及びますので、据付はクレーンでの作業ということになります。
詳細については本日の協議で明らかになるようなのですが、聞き及んでいる範囲では3,000体ほどの大型土のうで周囲を囲むとか…1体を3分で据付けるとしても1時間で20体、24時間体制で作業してもクレーン1台だと6日以上掛かることになります。(この3,000体という数字は大きすぎる気もするのですが…)
地域住民の安全を考慮し、早急に撤去作業を行いたい行政の気持ちは分かりますが、急ぐあまりに事故が起こったら元も子もありませんし、その作業中に爆発しない保証はどこにもないのですから危険を伴う作業であることは確かです。
不発弾処理と聞くと、自衛隊が作業を行っているというイメージしかありませんが、裏方として我が建設業界にも協力の声がかかるとは、身近な体験で始めて知りました。
地域のために、緊急時に活躍する建設業界の姿は、まだまだ知られていない部分があるのかもしれませんね。
投稿者: miyaken 日時: 2009年1月27日 10:15