不発弾処理に伴う災害対策本部を設置…
Posted at 09/01/30 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
緊急を要するため、すぐに執行部会を開催し、対応策の検討が行われました。その結果、緊急性・危険性・特殊性(空港に近い・JR線路に近い)など考慮し、川上会長を本部長とする災害対策本部を設置し、役員を中心に対応にあたることとなりました。
当初は、不発弾撤去の日程が流動的で、24時間作業をも覚悟していたのですが、昨日(1/29)、撤去日が2月8日(日)午前に決定したため、少々時間的余裕はできたのですが、現地で防護壁作製作業を開始できるのが31日の午後からですので、8時から22時ぐらいの作業は必要となりそうです。(右記事は、2009.01.30宮崎日日新聞)
大型土のうを積み上げて防護壁を作製するのですが、現地を測量した結果、1,000体ほど必要となるようです。(最初は3,000体必要と聞いていたのですが…)
この作業は、大型土のう(重量約1トン)をクレーンで積み上げていく作業となるのですが、現地が空港に近いため、高さ制限(20メートル以内)であるとか、JR線路が近いため線路誘導員が必要になるなど、制約の多い作業となっています。
使用する大型土のう1,000体の内、500体は国土交通省が市内の河川等に在庫しているものを借り、残り500体を新規作成することになりました。新規の大型土のう作製作業は昨日(1/29)から宮崎港にて開始しています。
不発弾撤去作業については、時々ニュースなどで目にすることがあるのですが、その報道からは自衛隊が撤去作業のすべてを行っているとの印象しか受けませんが、実際に自衛隊が行う作業はと言えば、信管抜き取りのみだけだとか…(まあ、最も危険な作業であることは分かりますがね。)
3年前の宮崎市内などに大きな浸水被害をもたらした台風14号襲来の時も、大淀川が越水しそうになった際に土のう積みが行われましたが、その作業も報道が映し出すのは作業する自衛隊の姿のみ、その陰には暴風雨の中、夜を徹して土のうを作り、現地に運んだ当協会員の活躍があったのに…。
こうした建設業の活躍は、殆ど知られることもなく陰に隠れた部分です。建設業は、公共工事で道路などを作るばかりではなく、災害発生時や緊急時に活躍しているということをもっと理解して欲しいものです。
投稿者: miyaken 日時: 2009年1月30日 09:46