市町村合併の問題…
Posted at 09/03/02 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
先日(2/22)、清武町で最終段階ともいえる宮崎市との合併の是非についての住民投票が行われ、賛成多数で合併に向けて前進することになりました。
清武町の知人の話では、知人の住む地区は、地区ぐるみで反対派だったようです。聞くところでは、合併により税金などの負担が増えるなどの(一部に誤りもある)悪い話ばかりが広まっていたようです。
そして、今日の宮日プレスの記事「宮崎市の合併、サービス低下 懸念」を読んで、この記事だけで判断すると、合併した町は、それまでの役場が、総合支所に変わり職員が減って住民サービスが低下するのか…ならば、合併しない方がいいのではと思ってしまいます。
マスコミの報道は、往々にしてこうした偏った報道をしてしまう傾向があるように思えます。読者、視聴者に正しく理解させるためには、偏りを少なくして欲しいものです。
確かにNPOの検証結果によると、住民サービスが低下することが懸念されるかもしれません。しかし、その住民サービスを受けるための大前提は、自治体が運営できることです。
現在、多くの自治体が財政難に悩み、そうした中で市町村合併の動きが出てきました。自治体の財政が破綻したら住民サービスの低下などの話では済まないことも伝えるのが報道としての役割のような気がします。
このNPOは住民サービスの低下を懸念している。それは、それでいいのですが、それでは、合併して良かったと感じている住民はいないのか…それが全く伝わりません。
東国原知事の支持率は、常に9割程度になっています。この数字には疑問も覚えるのですが、マスコミの責任として、ちょっと調査規模を拡大するなりして、真の数字を割り出して欲しいものです。
人気投票なのか…政策支持なのか…その辺も曖昧なような気がします。
話が横道にそれましたが、実際、市町村合併はどうなのでしょうか、確かに不便になった点もあるでしょうが、便利になった点もあるはずです。そうした事実を幅広く伝えて欲しいものです。
投稿者: miyaken 日時: 2009年3月 2日 09:24