宮崎交通 運賃値上げ…
Posted at 09/03/17 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
昨日(3/16)から宮崎交通の路線バスの運賃が値上げされました。消費税増税に合わせた1997年4月以来、12年ぶりの値上げとなります。
今回の値上げでは、初乗り運賃140円(郊外線)が150円となるなど、140-200円区間で10円、210-300円区間で20円、310円以上の区間で30円の値上げとなります。
この値上げの一方で、定期券の割引率が拡大されるようです。通勤定期券は現行3割引が3.5割引になり1ヶ月券の上限が28,860円に設定されます。また、通学定期券(キャンパスミニ)は現行4割引が4.5割引になり、対象が中学生まで拡大されます。
※キャンパスミニ:通用期間6ヶ月の大学生・高校生を対象とした通学定期券。
現在支給されている通勤手当は通勤定期券が基準であったような…ということは、運賃値上げにより定期券の割引率がアップするので通勤手当は下がることに…何とも悲しい現実となります。w
路線バスは、朝夕の通勤・通学の時間帯を除いては、ガラガラ状態で運行されているのをよく見かけます。マイカーが市民の足となっている地方においてはよくある光景ではないかと思うのですが、無いと困る路線バスなのですが、利用率も上がらない路線バスなのであります。
この矛盾を抱えた、地方路線バスは採算面を重視すると大半が廃止されてもおかしくない状態なのではないかと思います。バスの小型化などは施されましたが、総合的な運行スタイルの見直しも必要なのかもしれません。
私自身、年に数回しかバスを利用することはないのですが、その時バスが無かったら困ることになります。そうした意味では無いと困る存在なのですが…
バスについてよく聞く声として、本数が少ないので待ち時間が…という声をよく耳にします。1時間に1本だとバスの出た後だと次まで1時間の待ち不便だとの印象が拭いきれません。
いっそのこと、朝夕の通勤・通学の時間帯を除いては、7-8人乗りのワンボックスカー(ミニバン)みたいな車で、10-15分間隔でメインの通りまで運行させるというのはどうでしょう。メインのとおりは現在でも5-10分間隔ではバスが走っていますから…乗り継ぎは発生しますが、待ち時間は解消されます。
(東京の便利な電車・地下鉄網だって乗り継ぎが常識、待ち時間を感じさせませんが、ホームからホームを結構な距離歩くことになりますよね。)
こんなことを考えたところで、所詮地方の利用人口では、採算ベースを図るのは難しいのでしょうね。地方は所詮地方でしかないのでしょうかね。
古き良き時代、『青バス』が我が物顔で田舎道を走っていました。w子供の頃は、宮崎交通のこのバスを見て『青バス』と呼んでいました。あの頃が宮崎交通の全盛期だったのかもしれません。ただ、この我が物顔が命取りとなったのかもしれませんね。いつの時代も謙虚な気持ちが必要です。
投稿者: miyaken 日時: 2009年3月17日 09:28