新型インフルエンザが流行…
Posted at 09/05/18 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
日本が島国であることから、新型インフルエンザの対策として、ウイルスの侵入を防ぐ「水際対策」を中心に行っていました。
この「水際対策」は正攻法ではありますが、万全ではないことを理解した上で、可能な限りウイルスの進入を遅らせたいとの考えがあったのだと思います。
現在は、新型インフルエンザの解明も進み、毒性は弱い、感染力は強い、豚・鳥・人インフルの混合ウイルスであること、潜伏期間は1~7日程度など様々なことが明らかになっています。
そして神戸市の高校生が感染、海外渡航歴がないことから初の国内感染者となりました。さらに大阪の高校生にも感染者が出ており、高校生などを中心とした集団感染の可能性が高まっています。
新型インフルエンザに関しては、国内感染が確認され、すでに96人の感染者が確認されています。厚生労働省は、学校を中心としたもので、地域での蔓延ではないとしていますが、感染力の強さを考えると地域的流行となるのも時間の問題ではないかともおもうのですが、現段階の認識は、第2段階(国内発生早期)となっています。
今後は、流行状態の把握は勿論ですが、感染拡大防止のために患者の感染経路や接触者の調査などが行われ、封じ込め対策に重点が置かれるものと思われます。
ただ、この新型インフルエンザは、弱毒性であり、感染により死亡に結びつくものではありませんが、感染を繰り返す中での変異の可能性もありますから、可能な予防策は行う必要があるのかもしれません。
WHO(世界保健機関)も日本の動向に注目しているようで、日本で感染が拡大するようであれば、現在のフェーズ5からフェーズ6に引き上げられる可能性もあるようです。
現在は、大阪・兵庫の関西圏のみですが、新たな地域での感染者が出るのか、拡大を防止することが出来るのか、注目されるところです。
幸いにして、今回の新型インフルエンザは弱毒性です。ウイルスの進入経路や感染経路を解明し、恐れられている新型インフルエンザ(強毒性)に対する対策に結び付けていただきたいものです。
Tags: 新型インフルエンザ
投稿者: miyaken 日時: 2009年5月18日 11:34