非常通信手段…
Posted at 09/05/21 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
当協会は、宮崎県や宮崎市と防災協定を結び、緊急時の連絡体系を整備しています。
これは、通常の通信手段が確保できた上での話であり、災害時にどの程度の通信手段が確保できるのかを想定する必要があります。
現在の通信環境は、電話もインターネットも光通信を利用しています。つまり電気が止まると通信できない状態に陥ってしまうのです。なので、非常用電源確保をまず考えなければなりません。
実は、この非常用電源確保については、数年前に自家発電などを検討したのですが、費用の問題などで棚上げの状態です。何か考えなければならないのでしょうが…
次に大規模災害発生時には、電話や携帯がつながりにくい(殆どつながらない)状態になることがあります。ここで思い出したのが、父が宮土所長時代(かなり前ですが…)家の電話に「災害時優先電話」というシールが張ってあったことです。
NTTに問い合わせると、そうしたサービス(無料)があるようです。但し、光電話には対応しておらず、ISDN回線が必要になるということです。
同じく、NTTドコモもそうしたサービス(無料)を持っているようです。これにも条件があり、法人契約であり、契約回線の内、何回線までというような規定があるようです。
当然ですが、こうしたサービスは条件を満たせば誰でも受けられるということではなく、それなりの理由も必要なようです。
そして、更なる手段として衛星電話…、最安計算で全く使用しなくても1台で年間10万円以上の経費がかかります。バッテリー切れや故障以外では、通信できないことはほぼありえないということですが…
色々と調べると検討課題が多そうです。緊急時という想定で、どこまで対応しなければならないか…協会運営上、莫大な経費を当てることも出来ません。緊急時のことを費用対効果で判断することはいかがなものかとも思うのですが…難しい問題ですね。
今後、さらなる議論を行い、最善の体制を築くことになるでしょう。
投稿者: miyaken 日時: 2009年5月21日 11:29