総合評価落札方式施行要領の改正…
Posted at 09/07/16 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
先日(7/14)、要領改正の説明会が宮崎土木事務所主催で開催されました。
この改正については、すでに宮崎県のHPで公開されており、平成21年8月1日以降に公告される建設工事から適用されます。詳細は↓
【主な改正点】
1.適用範囲の見直し
(1)特別簡易型の適用範囲が拡大されます。
(2)簡易?型が廃止されます。
(3)建築一式工事にも地域企業育成型が導入されます。
2.評価項目の見直し
(1)工種別評価シートの作成されます。
◎土木一式・港湾・舗装・法面・土木・建築・地域企業育成の7種類
(2)受注状況が追加されます。
◎受注係数:過去3年間の受注状況と当該年度の受注状況の比率
※減点方式による、多重受注の防止。
(3)雇用状況・技術者の工事成績評価・防災協定の取扱が見直されます。
3.技術申請書の審査確認書の発行
(1)「共通項目」「指定する同種工事」について、事前審査により確認書を発行する。
※業務の効率化及び提出書類軽減の一環。
説明会には、会員企業を中心に県格付けのBクラス以上の方々が100名ほど出席し、熱心に話を聞いていました。
入札制度改革により、急速に導入された一般競争入札に、価格競争が激化し建設業界は疲弊の道を辿ったのですが、あれから2年超、徐々に建設業界の意見などが取り入れられ、見直しが進められているのですが、果たして、この選択は正しかったのか??
失われた会社が戻ることはありません。長年、宮崎県の雇用を支えてきた建設業界なのですが、いとも簡単に切り捨てられる。散々、建設業は税金の無駄遣いだと罵声を浴びせられましたが、最近はそんなことを殆ど耳にしません。
最近の談合のニュースは、建設業とは別の業種で多いような気もします。結局、根源にあるのは、官僚なのではないでしょうかね。
官僚たちの終身雇用の場として、様々な資格制度ができており、外郭団体が存在している。そして、工事や物品調達に有利になるよう顧問や相談役として雇い入れる。(今は、この流れが壊れつつありますがね…)
そして、マスコミがあることないことを騒ぎ立てる。建設業界は、ある意味では被害者であるようにも思えます。(勝手な思い込みかもしれませんがね。)
投稿者: miyaken 日時: 2009年7月16日 09:10